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Let It Be

昨日の落ち込みっぷりはなかなかすごくて、結構思い悩んでいたので、どうにかして立ち直らなければいけないと思い、一生懸命お風呂の掃除をした。武士の清掃管轄だが、もやっとした時は掃除に限る。黙々と掃除をすると、だんだんきれいになっていくのが分かるし、それと同時にもやっとが晴れて行くような気がするから一石二鳥。で、昨日、というかここ何日か考えていたことなんだけど分かった。
自分の立場を分かっていれば、いろいろなことに諦めが付くと言うこと。
例えば、私はRIP SLYMEのILMARIが大好きだ。ファンクラブみたいのにも入っているし、イベントがあって行ければ行ってる。彼は芸能人だし、彼女もいる。1メートル足らずの近距離でお話してもらったこともある。でも所詮彼にとって私は何万人もいるファンの内の一人で、いちいち顔なんて覚えてもいないだろうし、はっきり言ってどうでもいい存在だと思う。先日彼が誕生日を迎えたらしく、ファンサイトには誕生日BBSが立っていた。数多くのファンがそこに書き込み「私はイルくんの影響でフィンランドに行ってきました。」だの(彼はフィンランド人のハーフ)「今度夏のフェスに行きます。」だの書いている。少しでもアピールしたいと言うのが分かる。そんな事してもイルちゃんからは何の反応も返って来ないよー、と<しがない一人のファン>としての立場をわきまえ、諦めを付ける。そして純粋に、かっこいいイルちゃんを影から応援できる。
昨日のもそうだ。結局私は<しがない一人の受注センターの人>で、別に商品担当は私が騒いだからってどうって事ないのだ。もう影ではその商品の製造が進んでいるし、君が騒がなくたってどうにかなるんだよって無言の中に言われてる気がしたけど、やっぱりそれはそうなんだ。だったらしょうがないな。Let it be.だ。
20代だけど結婚もしているし、今からどうあがこうったってどうにもならないのだ。仕事も生活も。だからLet it beを歌いながら、私は今を楽しめばいいんだ。結果なんてどうでもいいんだ。私は「イルちゃんが好き、変な女に引っかかんなよ」とか「もうすぐバッチが切れるけど大丈夫かなー、ま、大丈夫か」とかちょっと自分とは異次元のところに心を置いて、クールに過ごすのが私にとってはいいのかもしれない。熱くなると、イライラしたりドキドキしたり、実に自分にリスクがあるし。つまんないかもしれないけど、きっとそれがうまい人や仕事との付き合いなんだ。と分かった。

お風呂に入りながら、ジェットストリームを聞いた。伊武雅人だった。
武士が真似する「白い巨塔」の教授を思い出して笑ってしまった。すっきりしていた。だから今日は軽く仕事をして、今これをワードに入力しています。
by mic_tic | 2005-06-22 19:28